[5]ジェンダー平等を推進し、多様性と個人の尊厳を大事にする東京に

①ジェンダー平等を、全庁をあげて推進

▽「ジェンダー平等推進局」を設置します。

▽東京都の女性管理職の割合を、50%をめざし計画的に引き上げます。

▽婦人相談員(女性相談員)の処遇を改善して増員し、女性相談事業を拡充します。婦人保護施設を利用しやすくします。

▽「DV相談支援センター」を増やし、体制を強化します。

▽「若年被害女性等支援事業」を拡充します。

▽生理用品の無償配布をはじめ、「生理の貧困」をなくす総合対策を実施します。

▽「選択的夫婦別姓制度」の実現を、国に求めます。

②性犯罪被害者支援を強化し性犯罪を根絶

▽性犯罪被害者支援の「ワンストップ支援センター」を体制強化します。

▽「痴漢ゼロの東京」をめざして、都の対策を強化します。

▽都営新宿線以外の都営地下鉄にも女性専用車両を導入します。

③性に関する人権と健康を保障し、性の多様性を尊重

▽「パートナーシップ制度」を都として実施します。

▽国際的な到達点を踏まえた性教育の充実を進めます。

④子どもの権利を守り、児童虐待対策を強化

▽児童福祉司・児童心理司を増やし、児童相談所の体制を強化します。

▽特別区の児童相談所への支援を強化し、多摩地域に都の児童相談所を増やします。

▽児童養護施設、里親制度などの社会的養護の整備・拡充を進めます。

▽「こども基本条例」をよりよいものにするため、3年後に、子どもの意見を聞いて見直します。

▽「子ども食堂」への支援を強化します。

⑤すべての子どもを尊重する教育に

▽小中学校の35人学級を、国制度を前倒しにして全学年で実施し、さらに都独自に30人学級を推進します。

▽頭髪や服装をはじめとする不合理な校則の見直しを、子どもの権利保障の立場から、生徒の参加で進めることを呼びかけます。

▽夜間定時制高校の廃止計画を中止し、拡充します。

▽特別支援学校を増設し、教室不足を解消するとともに、大規模すぎる学校をなくし、障害児の教育保障を強化します。

▽小中学校の特別支援学級、特別支援教室への支援を強化します。

▽夜間中学や、外国籍の子どもを対象とする日本語学級を増やします。

▽学校体育館へのエアコン設置、学校のトイレの洋式化を促進します。

▽不登校の子どもたちの居場所を支援します。

⑥文化・芸術、スポーツを大事にする東京に

▽「アートにエールを!東京プロジェクト」を発展させ、「使途を問わない(前提条件を付けない)特別給付制度」を実施するなど、フリーランスの個人をふくめた文化・芸術関係者・団体への支援を強化します。

▽稽古場や道具を保管する倉庫などの固定費への支援をはじめ、文化・芸術にたずさわる幅広い方への支援を実施します。

▽「文化芸術復興基金」を都として創設します。

▽若者の美術館入館料を無料や半額にします。学校での文化芸術鑑賞を充実させます。

▽障害のある・なしにかかわらず利用できる公立スポーツ施設を増やします。

▽「スポーツ振興条例」を制定します。

⑦ヘイトスピーチを根絶

▽都の「人権条例」にもとづくヘイトスピーチ規制の執行状況を検証し、より実効性が確保できるよう、必要な見直しを行います。