大田区では2月に国土交通省がこの「新飛行ルート」について住民説明会を開催しましたが、都議会予算議会にて白石都議は、ここで説明された「最大瞬間騒音」が、実測値でなく特定の気象条件の推計値で示されていることを指摘。国交省への問い合わせで明らかになった飛行機騒音の実測値は、同じ高度で6.4倍音が大きいことを告発しました。
北海道大学の松井利仁教授は、大きな騒音は健康被害につながると話します。例えば、寝てから90分の間成長ホルモンが出ますが、一度中断されると出なくなるため、昼寝をする乳幼児の発育に影響が出てもおかしくないと指摘しています。
これまで大田区は羽田空港立地自治体として、安全と快適な区民生活第一に国と協議をしてきましたが、その対策が180度変えられようとしています。「海から着陸、海へ離陸」のルールを尊重し、何よりも住民の環境と安全を守るために、引き続き追及してまいります。