補正予算に6会派が反対、賛成は3会派だけ
築地市場の跡地を市場用地から一般行政財産に移すための、平成30年度補正予算が、都議会の大波乱を経て、3月6日、都民ファーストの会、公明党、東京みらいの3会派の賛成で、可決成立しました。
しかし、反対したのは、日本共産党、自民党、立憲・民主クラブ、維新・あたらしい・無所属の会、生活者ネットワーク、自由を守る会の6会派におよびました。日本共産党都議団の提案をうけて記名投票が行われ、賛成75人に対し、反対が50人まで迫りました。
知事は業者との公約も反故に
仲卸業者でつくる築地女将さん会が、3月4日、各会派に提出した陳情書の書き出しの文章は、「私たちは東京都知事小池百合子さんにだまされたと思っています」というものです。
そして、「一時的に豊洲市場に移るかもしれないが、築地市場に戻してあげると公的に発言されたにもかかわらず、これでは公約違反としかいえません」「私どもの切なる希望であった5年後の築地市場での復帰継続に希望を抱き、都知事を信じた多くの方々への約束を反故にしたことになります」と、切々と訴えています。「築地ブランド」をつくりあげ、守ってきた人たち、築地場外で商売をしている人たちが相次いで、「知事に裏切られた」と怒りの声を上げています。
引き続き、公約違反追求のために全力!
補正予算は可決されましたが、まだまだ解明すべき多くの問題が、残されています。豊洲市場についても、土壌汚染問題は解決していないうえ、ターレの事故、建物の揺れ、黒い粉塵、売り上げの減少、年間120億~140億円にもおよぶ赤字がつづくことなど、問題が山積しています。わが党は、引き続き、予算特別委員会などをとおして、知事の公約違反問題について、徹底追及していきます。
日本共産党都議団の「談話」全文 ↓ https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2019/0306_1180
(写真は、長島可純さん撮影。写真の無断転載、二次利用はご遠慮ください)