お散歩中の事故をなくせ!


小池知事あてに申し入れを行いました。

2019年5月8日、滋賀県大津市の県道交差点で信号待ちをしていた保育園児と保育士の列に車が突っ込み、園児など16人が死傷するという痛ましい事故が発生しました。そもそも日本は、諸外国に比べて交通事故での歩行者の死亡率が高い国です。子どもたちが安全に園外活動をするためにも、保育園とともに関係各局などが対策を進める必要性があることから、申し入れを行いました。

申し入れ全文

園外活動は子どもの成長のために重要な活動

保育所保育指針解説(平成30年3月 厚生労働省編)においても、「保育所内外において子どもが豊かな体験を得る機会を積極的に設けることが必要である。その際、特に保育所外での活動においては、移動も含め安全に十分配慮することはもちろんのこと、子どもの発達やその時々の状態を丁寧に把握し、一人ひとりの子どもにとって無理なく充実した体験が出来るよう指導計画に基づいて実施することが重要である。」としています。

現役保育士にお話を伺いました。以前、18人の4歳児クラスでお散歩に出かけるとき、「行きたくない!」と言う子どもがいて、みんなで待つわけにも行かず、子ども17人と保育士2人でお散歩に出かけ、行きたくないと言う子どもに保育士がゆっくり向き合って、「じゃあ一緒に行こう!」となるまで気持ちを尊重したと言うことでした。

←保育士とともにお散歩コースを確認

みんなと違う意見を持っていても、大人が丁寧に気持ちを聞き、本人が納得してみんなと一緒にお散歩に出かけられるようになること、これも大きな成長だと思うし、それを支える保育士の存在は非常に重要です。一方、お散歩に向かったみんなは、少ない大人で子どもたちの安全を守らなければならなくなります。案全対策には、保育士の増員も必要であると実感しました。

お散歩コースの安全を守るためには、ガードレールだけでなく、「保育園児歩行中」とドライバーに注意を促したり、一方通行に変えて交通量を減らしたり、子どもが集団でわたるときだけ信号を使えるように「押しボタン式信号機」を設置するなど、様々な対策が考えられます。

視察をさせていただいた保育園の近所の防災公園は、真ん中には横断歩道があるのですが、保育園からまっすぐ歩いて到着する場所は、ガードレールにふさがれ、みんなで走って歩道に入る状況だとのことでした。「渡るときだけボタンを押して青になる信号と横断歩道があれば、いつでも安心してお散歩に来ることが出来る。」と話していました。0歳から5歳児までみんなが遊べる公園でした。

現場の声を安全対策につなげることが重要!

短期間で複数の保育園に聞き取りましたが、どこの保育園でも「これまでも散歩コースの安全対策の要望を自治体に行ってきたが、改善されなかった。」と話していました。様々な成長の時期の子どもたち。支援が必要な子どもも増えています。警視庁・道路管理者とともに現場の声を聞きながら合同点検を行い、必要な予算がつけられるよう、今後も取り組んでまいります。

申し入れのとき、現場の声を伝えました。